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ベッ甲イソガイについて

About us
 

ベッ甲イソガイについて

東京は下町、亀戸に工房をおくべっ甲工房。
現在、磯貝實と3兄弟の息子たちで製作した品物を浅草と亀戸天神前の直営の店舗にて販売。
 
We are a manufacturer of tortleshell work-bekkou in kameido,downtown of Tokyo now meister Minoru Isogai & his 3 brothers make bekkou products. we sell our products directry in our shop, which located in Asakusa & Kameido.bekko craftman shop.

ベッ甲イソガイのこれまで

19世紀後期-江戸末期

浅草橋に「伊勢元」というべっ甲細工の工房があった。

1920年後半-昭和初期

磯貝實の父「磯貝甲心」が伊勢元の流れを汲む「安井千代松」に弟子入りする。

1965年-昭和40年頃

「磯貝實」が磯貝甲心の「磯貝べっ甲製作所」に弟子入りする。

1975年-昭和50年頃

「磯貝實」が独立し、「磯貝べっ甲店」を立ち上げる。

1993年-平成5年

「磯貝剛」が磯貝實に弟子入りする。

1993年-平成5年

「磯貝べっ甲店」を「鼈甲磯貝」に改名する。

1997年-平成9年

「磯貝克実」が磯貝實に弟子入りする。

2002年-平成14年

「磯貝實」が江東区無形文化財に指定される。

2002年-平成14年

「鼈甲磯貝 亀戸天神鳥居前店」を開店する。

2003年-平成15年

「磯貝大輔」が磯貝實に弟子入りする。

2005年-平成17年

「鼈甲磯貝 浅草オレンジ通り店」を開店する。

2012年-平成24年

「鼈甲磯貝」を「ベッ甲イソガイ」とロゴ表記を変更する。  

「鼈甲磯貝 亀戸天神鳥居前店」を「ベッ甲イソガイ 亀戸店」、  

「鼈甲磯貝 浅草オレンジ通り店」を「ベッ甲イソガイ 浅草店」と、共に変更する。

2015年-平成27年

「株式会社イソガイ」設立、「ベッ甲イソガイ」の運営を株式会社化する。

2018年-平成30年

磯貝剛が株式会社イソガイ 代表取締役に就任する

作り手について

べっ甲、ベッ甲イソガイ、亀戸、浅草、鼈甲、伝統工芸、磯貝實、
磯貝實
ベッ甲イソガイ3兄弟の師匠。弟子にはしっかりとした技術の伝承に努め、ベッ甲イソガイ の土台を創り、その技術は江東区無形文化財、東京優秀技能者(東京マイスター)としても高く評価されております。
 
江東区無形文化財、東京優秀技能者(東京マイスター)知事賞、平成26年度 東京都功労者表彰
磯貝剛     profile
ベッ甲イソガイ 代表。 べっ甲クリエイター。
磯貝實の一番弟子。アクセサリーはもちろん、生活雑貨のデザインを考え他素材とのコラボレーションにも意欲的。 商品のシリーズ化を提案し高い評価を得ています。
 東京鼈甲工芸品工業協同組合 副理事長、日本伝統工芸士 江戸鼈甲 総合部門
べっ甲、ベッ甲イソガイ、亀戸、浅草、鼈甲、伝統工芸、磯貝克実、
磯貝克実
ベッ甲イソガイ 亀戸店店長
日々店頭で皆様方の声をお聞きしつつ、未来につなげるべく店舗の運営にいそしんでいます。
 
べっ甲、ベッ甲イソガイ、亀戸、浅草、鼈甲、伝統工芸、磯貝大輔、
磯貝大輔
ベッ甲イソガイ 浅草店店長
三人兄弟の三男です。軟弱系で筋トレ好きです。お客様の笑顔が何よりの元気の源です!よろしくお願いいたします。

所属団体

東京鼈甲工芸品工業協同組合 / 東京鼈甲組合連合会 / 日本べっ甲協会
/ 江東区伝統工芸保存会 /  台東区伝統工芸振興会


ベッ甲イソガイでの作業工程

1、材料出し

製造したいものの仕上がりをイメージして材料を選びます。素材と一口に言っても色の濃さはそれぞれに違います。ストックから材料を選び出すこと自体べっ甲細工には重要な作業なのです。

2、型打ち

素材に光を当て透かしながら綺麗な柄を選びます。型打ちも作り手の感性ですから同じ甲羅からでも作り手により型を打つ場所は異なる筈です。

3、切り出し

型うちした線に沿って糸ノコにより甲羅を切り取ります。さらに切り出した素材と同じような色合いの部分を探し、2枚、3枚と切り出します。

4、熱入れ

熱した鉄板と蒸しタオルにより甲羅に熱を入れ甲羅の粘りを引き出し、素材を平らに伸ばします。

5、キズ取り

ガンギ、小刀などで素材のキズを丁寧に取り除きます。磨いた時中にキズがあると綺麗ではないので、甲羅どうし張り合わす内側ほど丁寧にキズ取りを行ないます。

6、目粗し

矛盾するような作業ですが丁寧にキズ取りを行なった面を耐水ペーパーや木賊で細かなキズをつけていきます。目粗しと呼ばれる作業でこの均一なキズが接合面の喰い付き力を高めます。

7、圧着-貼り合わせ

熱した鉄板で挟み込み数枚の甲羅同士を張り合わせます。接着剤を使わず素材を重ねることができるべっ甲ならではの作業の見せ場です。

8、整形

張り合わせた材料に再び型を当てその線に沿って糸鋸で切ったり、ヤスリで削ったりして形を整えていきま。

9、磨き

耐水ペーパーや木賊で下地を整え、回転するバフ(羽布)に研磨剤を含ませ磨きます。最後は鹿革で拭き上げて完成。

※工房により作業の工程や道具、名称にそれぞれ違いがありますが、ベッ甲イソガイではこのように作業を進め製品を作っています。

江戸時代のべっ甲製作の道具(玳瑁図説より)

現在のべっ甲製作の道具

小刀

糸鋸

ガンギヤスリ